渚にて ライブ

昨日は初台ドアーズで渚にてレコ発ライブ。ウルグアイロリコンズ、二階堂和美渚にてウルグアイロリコンズが主催だと言う風の噂。9時半には終わる予定が押して終わった頃には10時をやや回っていた。5時半発売の当日券は6時過ぎでは売り切れているかも、とドアーズに問い合わせたところ脅かされていた。さすがにそれはなかったようだけど2年ぶり?の渚にての東京でのライブなのでプロモーションがあまりされていなかったとはいえ渚にての出番の頃にはかなり聞くのに差し障りがあるほどのたくさんの人。
変身キリンの田中栄次はいなくて柴山伸二、竹田雅子の二人のみ。客層は20代後半〜30代前半と言ったところ。見事に2月に行ったwhitehouseのスカムな感じとは真逆、私も含め一人で来ていた人が多い。「新作のプロモーションなんですけどね」と柴山さんは言いながら、やっていたのは主に3、4枚目から。「散歩」、「雪のように」、「星々」もやったかな?あのCDの音がライブではどうなるんだろうとかなりどきどき(実はとても音質的にも聞きづらいのではないかと心配していた)けれど、柴山さんのジャズコを通したエレアコの音も、ドラムの時たまのダブっぽくもあるバスドラのリバーブの音も、かなりきれいだった。前の方で聞いていたからかもしれないけれど。「今までライブで見たことがない人のためのライブベスト的選曲」との言葉通り、本当に次々に過去のハイライト的な曲ばかり。ファーストの"On the Love Beach"の最初の曲の「渚のわたし」をやり始めたときは本当にまさかやると思っていなかったのでまわりがざわめいていた(と思う)。私としては「彼女のはなし」が聞きたかったけれど、それはやらず。
最新作の"花とおなじ"から"花とおなじ"もやっていて、"花とおなじ"はo'rourkeや山本精一が参加していた前作に比べて固定メンバーだけなので音がいい意味で閉じていて密な感じになっていて、外に開いていた印象があった前作も最新作もどちらも好き。だけれど、こうやって"花とおなじ"をライブで聞いてみると柴山伸二と竹田雅子の二人だけのやりとりのようだったそれまで歌詞とひと味かわっていたような感じがする。
今度は10月頃に渋谷クアトロでやるそう。久しぶりに本当にいいライブだった。すぐに帰る気になれなかったので、近くにまだやっていて寄れる喫茶店がないか探してみたのだけれどなかったので仕方なくタバコをひとしきりドアーズの前で吸ってから帰る。