一応、来年の4月から引き取ってくれる優しい大学院が見つかりました。本当に私が行っていいのだろうか...。
ずっと小さい頃から悩まされてきた悪夢、というのは幾つかあって、そのうちの一つに何気なく母親の衣裳箪笥を開けたら自分が着る機会がなかった晴れ着が大事にとってあった、というのがある。前後のいきさつは全然覚えてないし、小学校の高学年とか結構大きかったような気がする。詳しいことは書かないけど母親の好みの黒いベロアっぽいやつで、あまりにも「可愛らしい」その服を着ることは本当に恐ろしく、着ないですむことを心から願っていた。多分、母親はそんな可愛い服が似合う女の子がきっとどこかで欲しかったんだろうし、少なくとも私は直接そうは言わない母親を喜ばすことが出来ない自分に嫌悪感を抱いていた筈だ。桑の木のてっぺんから飛び降りてスカートをびりびりに破いたり、意味もなく男の子に喧嘩をしかけて喧嘩ばっかりしたり、まわりが嫌がりそうなものばっかり飼ったり(ドジョウを20匹近くとかヒルみたいなプラナリアとか)していたのはきっとそういう理由に違いない。こうやって並べると全部あまりに子供らしい事ばっかりだけど、どうしてあんなに真剣だったのだろう。
幸か不幸か作戦が征したのか今がこうなので親にはとっくに諦められているけれど、あの場面、冷たいベロアの手触りは忘れることが出来ない。
そんなことと進路の話は全然関係ないのだけれど、最近色々な夢をよく見るのでまるで小さい頃の自分と今の自分との時間の経過が圧縮されたみたいだ。そして見た夢をすぐに忘れてゆく。