最近買ったり借りたり

rev2005-04-01

Frank Zappa "Hot Rats"
moon riders "mania maniera"
the red crayola "Parable Of Arable Land" (1967) :つい最近来日してた、メイヨトンプソンによるサイケデリックバンド、the red crayolaの1st。CD-Rかなにかで持ってた筈なんだけど、久しぶりに入った地元の中古レコード屋で輸入盤があまりに安かったので不憫で買う。大学入ったばかりの頃Jim O'rourkeの仕事をかなり追っかけていたミーハーッ子だったので、彼の仕事の関連として、殆どメイヨトンプソンを中心としたユニットとして復活したここ数年の活動でthe red crayolaの名前は知った世代です。1997年に出た、hazelは、その参加しているシカゴ人脈のメンツーDavid Grubbs/John McEntire/Jim O'Rourke/Albert Oehlen/Stephen Prina/Tom Watsonの豪華さがつい話題になりすぎていたような気がするけれど、好きなアルバムでした。懐かしいですね。もう今と時代が違う。
そうっかあ1997年って、まだDavid GrubbsとJim O'Rourkeのgastr del solが活動してたのかあ。調べてみたら、1996年に"Upgrade & Afterlife"が出てて、1998年に最後のアルバム"Camoufleur"。言われてみれば、hazelでのgastr del solの二人の仕事は、"Upgrade & Afterlife"までのフォーク的な色の強いアプローチに確かに近い(というよりovalも参加していた"Camoufleur"があまりにJim O'Rourke色が強いだけなのだけれど)。"Camoufleur"の一曲目のMiles Davisのサンプリングのあのおおらかな響きは今では絶対無理。私がこのあたりを集中的に聞いていた高校の終わりから大学の頭にかけて、はちょうどfaderがメディアとしてけっこうな意味を持った後で、私もmego周辺とかnotoとか音響派を少しずつ聞いていたけれど、なんだかそこから凄い時間が経ってしまったのね。ovalとか既に懐かしすぎて、聞けない....。
そういえば関連する話題として、今年の2月のall tomorrow's partiesでslint(ex-tortoiseのDavid Pajoが在籍したスローコアバンド)がキュレーターとして久しぶりに再結成をしたのに、日本では殆ど話題になってなかった。そのことよりも、4月の方のATPでVincent Galloがキュレーターをやることの方が話題になっていたし。slintの出る方の日程はsold outまでしたのに。slint再結成は超重要ですよ!今日本ではアブラハムクロスやストラグルフォープライドのようなハードコア側からのメルツバウのようなノイズミュージックへの接近がおこっているけれど(mahhhどっちからどっちというのはどうでもいいんだけど)、slint的なメタルの回避の仕方っていうか、ああいう音の構成って絶対もっと見直されてもいいのになあ。

http://slintisback.free.fr/
slintのフランスでの再結成ライブの音源