うきよ


5日は修士の入学式でした。また一年生です。まわりはかしこそうな人ばかりで、果たして私がいていいものやら恐縮至極。間違いなく鬼っ子!
大学とは別の大学院だし、神奈川の田舎→都会という環境の変化に体がついてゆくには暫く時間がかかりそう。空は青くないし、牛臭くないし、第一、毎日地下鉄に乗らなければならないのは何より辛い。特に皇居の下を通る、深い地下鉄はからっきし苦手で。高校時代も毎日ラッシュの時間に日比谷線に乗っていた筈なんだけれど、今日久しぶりにラッシュの時間の地下鉄に乗って、どうして10代の頃は毎日地下鉄に乗れたのか全く自分が信じられず。たぶん仙人に憧れて田舎の大学にユートピアを夢見て入学し、本当は自分が生まれ育った筈の東京に対してお客さん気分を抱いてしまったからなんだろうなあ。



半分私信:昔研究室でkmmkクルーで見た映画(とっとこハム太郎も見たけど、あれじゃなくって)が思い出せなくてここ数週間悩んでたことを、思い出した。あの映画ってなんだったっけ?80年代後半で、学園もので元ヤンキー(でも演じてるのは健康的なマッチョな感じのトレンディードラマに出てた売れっ子の人、が新人級だった)が成り上がって教師かなんかになって、ヤンキーの生徒の喧嘩を止めたりするやつ。ヒーローものっぽくも、ちょっと往年のアイドル映画のノリもある、奇妙に忘れられない、あれです。ストーリーがむちゃくちゃすぎて、展開の速度の変わるジェットコースターみたいな感じは石井聰亙監督の、「爆裂都市」(町田町蔵が最高にカッコいい映画)みたいなのりの。実際の大学の入学式で無理矢理ロケしたような2ケツかなんかして主人公(無理矢理若作りして偽ヤンキー)が大型バイクで入り口まで乗りつけるシーンがその無理矢理さでストップモーション並みに目に焼き付いて離れない、あの映画です。気持ち悪くて不眠になりそうです。